残り2枠へ 浦和MF関根がリオ五輪最終予選にラストアピール
赤きスピードスターが太田相手に好調ぶりをアピール
浦和のMF関根貴大が、残り2枠となったリオデジャネイロ五輪アジア最終予選を戦うU-23日本代表への選出に向けてアピールを誓った。19日、浦和はFC東京と一般非公開で45分2本と30分1本の変則的なトレーニングマッチを行い、トータル6-2で勝利した。主力組に入った関根は2本目の途中まで65分間プレー。積極的なドリブル突破などでチャンスに絡んだ。
右ウイングバックとして、FC東京からオランダ・フィテッセへの移籍が決まっている日本代表DF太田宏介とマッチアップした。今季リーグ戦でも対戦してきたレフティとのせめぎ合いに、「毎回、楽しい相手。自分も攻撃的なところが持ち味だし、積極的にプレーできた。太田選手は見習うところもある選手だし、守備をしていても嫌な選手」と、刺激を受けた。関根も太田も、どちらもドリブル突破からのクロスでチャンスを演出し、見応えのある対戦を繰り返した。
関根は、U-23日本代表へ残り2人の枠を争うサバイバルの渦中にある。18日のメンバー発表の記者会見前に、今回発表される21人に入っていないことを聞かされていたという関根は「あとはもう、やるだけ」とシンプルな意気込みを胸に、天皇杯で準々決勝に進出している所属の浦和でのプレーに集中している。
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