「6日間で3試合目だ」 インテル監督、過密日程に悲痛な叫び「我々は困難に直面する」
リーグ戦とCLの日程を受けてコンテ監督がコメント、伊メディアは補強に注目
イタリア・セリエAのインテルは現地時間26日のパルマ戦に2-2で引き分け、ユベントスがレッチェと引き分けに終わった中で首位を奪還するチャンスを逃した。アントニオ・コンテ監督は衛星放送局「スカイ・スポーツ」に「6日間で3試合目だ」と話し、厳しい日程を乗り越える選手層がないと話している。
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インテルは20日にリーグ戦のサッスオーロ戦、23日にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)のドルトムント戦を経て、この26日にリーグ戦が組み込まれた。それぞれ中2日という厳しい日程だったが、ドルトムント戦から実にスタメンを9人継続する必要に迫られていた。
コンテ監督は「これが6日間で3試合目だ。良くも悪くもこの問題を抱えている。今後、この視点で見れば我々は困難に直面することになるだろうから、落ち着いてはいられない」と話した。チームにはチリ代表FWアレクシス・サンチェスのように長期離脱に直面している選手もいるため、簡単にターンオーバーを図ることができない状況にある。
このコメントを受け、イタリアのサッカー専門サイト「トゥットメルカートウェブ・コム」は、「コンテはボールをマロッタとアウシリオにパスした」として、強化部の責任者に対する補強のリクエストの表明であると報じている。CLでグループの2位以内に入れば当然、決勝トーナメント以降の戦いが控える。また、グループの3位で終わればUEFAヨーロッパリーグ(EL)への転戦となるため、いずれにしても選手層は必要だ。
今季のプレー内容と結果からリーグ8連覇中のユベントスを止める最右翼とされているインテルだが、その評判を現実のものとするには冬の移籍市場で的確かつ選手層を担保する補強が必須だとみられる。コンテ監督の叫びは、強化部に届くのだろうか。