チェルシーMFプリシッチ、同僚の“最年少ハットトリック記録”をわずか42日間で更新
バーンリー戦4-2勝利、同僚アブラハムの記録塗り替え21歳38日でハットトリック達成
チェルシーのアメリカ代表MFクリスティアン・プリシッチが現地時間26日のプレミアリーグ第10節バーンリー戦に先発出場し、ハットトリックをマークして4-2での勝利に貢献した。
プリシッチは前半21分、敵陣で相手からボールを奪うと、そのままドリブルでペナルティーエリア内まで侵入。シザースから左足のシュートをゴール右隅に流し込んで試合の均衡を破った。前半終了間際にも再びドリブルで持ち込み、今度は右足でゴールネットを揺らした。
さらに2-0で迎えた後半11分には、左からのクロスをヘディングで合わせて3点目を決めたプリシッチ。左足、右足、頭といずれも異なる形でゴールし、“パーフェクトハットトリック”を達成した。チェルシーはその後、ブラジル代表MFウィリアンもダメ押し点をゲット。終盤に2失点するも、そのまま4-2で逃げ切った。
プリシッチは21歳38日でのハットトリック達成で、イングランド代表FWタミー・アブラハムが先月記録した21歳347日のクラブ最年少ハットトリック記録を更新。英紙「メトロ」によれば、わずか42日間で同僚の記録を塗り替えたプリシッチは「彼(アブラハム)はあまりハッピーではないだろうね」とジョーク交じりにコメントしているという。
また、データ会社「オプタ」によれば、プレミアリーグで同一シーズンに21歳以下の異なる2人の選手がハットトリックを決めたのはチェルシーが史上初だという。今季フランク・ランパード監督の下で若返りが進むチェルシーならではの記録となった。
今夏にチェルシーに加入し、プリシッチは出場機会の少なさから移籍の噂も流れていた。しかし、プレミアリーグでの先発出場も8月31日の第4節シェフィールド・ユナイテッド戦(2-2)以来というなかで、強烈なアピールに成功。「僕にとってスペシャルな日になった」と喜びを爆発させており、ここからの復権に注目が集まる。