「給料はいくらでも良かった」 元柏の澤昌克、36歳でキャリア3度目のペルー挑戦

若手の多いチームで澤の経験は大きな力となっている【写真提供:ウニオン・ウアラル】
若手の多いチームで澤の経験は大きな力となっている【写真提供:ウニオン・ウアラル】

現役時代に対戦経験のある指揮官 「マサのようなベテラン選手が欲しかった」

 43歳のホルヘ・エスペホ監督は澤について、「彼とは現役時代に何度も対戦していて特徴も分かっていたし、マサのようなタイプのベテラン選手が欲しかった。日系人が多く住む街のチームだから日本人のマサを獲った訳ではない。彼は2部でもプレーしたことがある選手だったし、1部への昇格争いも経験している。90分間動き続けることができるし、ゴールも決められる。献身的な動きもできる。これからリーグが終盤戦に入っていくなかで、若手が多いこのチームには彼のような存在は非常に大事。1部に昇格できるよう、チームを良い方向に導いていってほしい」と語る。

 ウアラルでのデビュー戦は9月8日だった。澤はFWとして先発で出場すると、挨拶代わりの2得点。同22日のロス・カイマネス戦では決勝点となるゴールを決め、4-1で勝利。チームを6試合ぶりの白星へ導くなど、ここまで4試合3得点と結果を残し、早くも地元ファンの心をガッチリとつかんでいる。

(後編へ続く)

(福岡吉央 / Yoshiteru Fukuoka)



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