手負いの虎は古巣で復活を目指す!? チェルシーのファルカオがモナコ復帰へ
昨季を下回る不振に苦しむ虎
チェルシーに期限付き移籍で加入しているコロンビア代表FWラダメル・ファルカオは、1月に所属元のASモナコへ復帰する可能性が浮上した。ジョゼ・モウリーニョ監督の退任が決定し、新監督を迎えることになったが、クラブに居場所はなさそうだと、仏地元紙「レキップ」などが報じている。
「虎」を意味する“エル・ティグレ”の愛称で知られるコロンビア代表主将は昨季、マンチェスター・ユナイテッドへ期限付き移籍で加入した。しかし、公式戦29試合で4得点と期待されたほどの活躍を見せることはできなかった。今季はチェルシーへ活躍の場を移したが、ここまで11試合1得点。得点ペースはマンU時代を下回っている。
こうした状況を受け、モナコは1年間の期限付きでロンドンへ渡っているファルカオを1月に復帰させるプランがあるようだ。現在、リーグ・アンで3位につける強豪は後半戦の戦いに向け、重要な戦力の一人としてチームの大きな助けになるだろうと考えているという。
そして、18年までモナコとの契約を結んでいるファルカオだが、今季終了後にはアメリカMLSへ渡る可能性も報じられている。ポルトやアトレティコ・マドリードではヨーロッパの舞台でゴールを量産し、世界最高のFWの一人として対戦相手に恐れられた。だが、14年にはワールドカップを棒に振る膝の大けがを追い、その影響でいまだ本調子から程遠い状況が続く。来年2月には30歳を迎える男は、キャリアの大きな岐路を迎えている。
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サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo Getty Images
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