バルセロナ、試合後の“汚すぎるロッカー”が波紋拡大 ファン非難「リスペクトの欠如」
ペットボトルやゴミが床や机に散乱 シャワールームも汚れたままスタジアムをあとに…
スペイン1部バルセロナが矢面に立たされている。現地時間23日に敵地で行われたUEFAチャンピオンズリーグ(CL)グループステージ第3節でスラビア・プラハ(チェコ)を2-1で撃破したが、試合後のロッカールームを乱雑に散らかしたまま去ったことに対し、ファンから「リスペクトの欠如」などと批判が相次いでいる。
【PR】ABEMA de DAZNでラ・リーガの久保建英など欧州サッカーの注目試合ハイライトを全試合無料配信!‘;
バルセロナは前半3分にエースのメッシがゴールを決めて幸先よく先制。後半5分に追いつかれたなか、その7分後に相手のオウンゴールで勝ち越し、なんとか敵地で勝ち点3を手にした。
スペインのテレビ番組「エル・チリンギート」によれば、試合後のロッカールームでは各ポジションのリーダーたちが「こんなふうにプレーしていたら、チャンピオンズリーグに勝つことなんかできないよ」と議論を交わしたとされているが、それ以上にバルセロナの選手たちによって散らかされた“汚すぎるロッカールーム”が波紋を呼んでいる。
英紙「ザ・サン」などによってSNS上で公開された、選手たちがスタジアムを後にしたロッカールームの写真では、床や机の至るところにペットボトルや戦術シート、ゴミが散乱している。メッシやグリーズマンらの名前のラベルが貼られたボトルはほとんどが口をつけていないか半分残った状態で、シャワーエリアも汚れていた。
衛星放送「FOXスポーツ」アジア版は、「ファンはスラビア・プラハのロッカーを散らかしたバルセロナのスターたちを非難」との見出しで、ネット上のファンの声を紹介。「リスペクトの欠如」「More than a club(クラブ以上の存在)?」「バルセロナ=メッシ」と選手として、クラブとしての在り方に疑問を呈すコメントが相次いだ。
リトアニアのニュースサイト「15min」も、「ペットボトル、バナナの皮、エナジードリンクの缶、エルネスト・バルベルデ監督の戦術シート……すべてがロッカーに散らかっている」と言及。少々皮肉を込め、母国のバスケットボールチーム「Lietkabelio」が綺麗にロッカールームを使用した様子とのコラージュを掲載した。
2018年のロシア・ワールドカップ決勝トーナメント1回戦で、日本代表がベルギー代表に逆転負けを喫したなかで綺麗に整理整頓した“美ロッカー”が話題となり、スポーツ界でもマナーに注目が集まってきただけに、バルセロナは予想以上の逆風に直面している。