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マンUのファン・ハール監督が弱気発言 「解任されてキャリアを終えたくない」
引き際を美しく飾りたい指揮官
マンチェスター・ユナイテッドのルイス・ファン・ハール監督は、大きなプレッシャーを感じているようだ。攻撃的なフットボールができず、メディアやファン、クラブOBから激しいバッシングを浴びてきた。その指揮官の口からは「解任されてキャリアを終えたくない」という弱気な発言も飛び出している。英衛星放送「スカイ・スポーツ」が報じた。
ファン・ハール監督はマンUとの契約が満了を迎える2017年6月で監督業から引退する考えをすでに明言している。フットボールスタイルが魅力に欠けると批判され、さらにUEFAチャンピオンズリーグで決勝トーナメント進出を逃したことでその風当たりはより一層強まった。後任にジョゼップ・グアルディオラ監督(バイエルン・ミュンヘン)招聘(しょうへい)のうわさが浮上するなど、立場も危うくなっている。そんな中、自身はマンUで有終の美を飾りたいと考えているようだ。
「今は私のキャリアの終盤だ。私は負けられない。解任されてキャリアを終えたくない。クビになってフットボールの世界でサヨナラを告げるのはとても残念なことだ」
そしてファンには、自身とクラブを辛抱強く信じ続け、サポートしていってほしいという願望も語った。
「ファンからの信頼を失うのはとても悲しい。(チームが)負けた時にはいつもそうなってしまうが、ファンはもう一度信じてほしい。役員の人間は監督に何ができるかという部分を特に見ている。しかし、ファンはそういう見方をしなくていい。負けた時こそファンからの信頼が必要なんだ」
期待されたような結果を残せず、さらに大黒柱の主将FWウェイン・ルーニーや守備の要DFクリス・スモーリングなど負傷者続出で満身創痍(そうい)の状態が続く。苦しむ指揮官は、ファンからの熱いサポートの必要性を訴えていた。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo Getty Images