久保建英は「まだ何も披露していない」 レアル&マジョルカOBが指摘「良い選手だが…」
両クラブOBの元スペイン代表DFカンポ氏を直撃 レアル戦を受けて久保の現状を分析
マジョルカの日本代表MF久保建英は、現地時間19日に行われたリーガ・エスパニョーラ第9節レアル・マドリード戦に途中出場し、1-0の“大金星”に貢献した。1点リードの後半14分に投入され、大半の時間帯で守備に奔走。持ち味を発揮したとは言い難いが、本拠地ソン・モイシュで自身の“レンタル元”であるレアルを相手にプレーしたことは、現地スペインでも注目を集めた。
この一戦を、特別な思いで見つめた先人がいる。1990年代後半、久保が所属するマジョルカで結果を残し、レアルへとステップアップを果たした元スペイン代表DFイバン・カンポ氏だ。古巣同士が激突した今回の一戦を、どのように見たのか。試合後、取材に応じてくれたカンポ氏は、レアルからマジョルカに期限付き移籍中の将来性豊かな18歳の日本人アタッカーへ、“先輩”としての視点で分析してくれた。
「とても若く、日本のリーグから来たばかりで、今ある状況に慣れているところ。レアル・マドリードが獲得したわけだから、良い選手で技術的に素晴らしいことは間違いない」
久保の印象について、まずはこのように答えたカンポ氏。レアル戦はマジョルカ加入後7試合目の出場となったが、「スペインではまだ何も披露していない」とも語る。
この日の久保は、後半14分にMFアレックス・フェバスと交代してピッチに入ると、右サイドハーフとしてレアルの左サイドバックを務めるDFマルセロとマッチアップ。1点を追うレアルがボールを保持するなか、守備に追われる時間が長く、前を向いてボールを持つシーンは限られていた。
カンポ氏も「出場時間がそれほど長いものではなかったし、できるだけミスをしないようにするという類の試合だった。マジョルカがリードしたことで相手に楽にプレーをさせず、プレッシャーをかけ、ボールの出どころを止めに行くことが大事な状況になり、そういったプレースタイルでは選手たちの質の高さを示すのは難しい」と、久保にとっては自らの持ち味を発揮するのが難しい試合展開だったと振り返っている。
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