「エメリ、出ていけ」 低調アーセナル、少年ファンの“要求”に反響「みんなうんざりだ」
低調な試合が続き、ELギマラエス戦でも苦戦 少年ファンも退任要求のボード掲げる
イングランド・プレミアリーグのアーセナルは現地時間24日、UEFAヨーロッパリーグ(EL)グループステージ第3節ギマラエス戦で3-2と薄氷を踏む勝利を収めた。就任2年目のウナイ・エメリ監督への風当たりが強まるなか、とある少年ファンが見せた行動に注目が集まっている。
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アーセナルは昨季からエメリ監督を招聘し、新指揮官の下での1年目はリーグ5位、EL準優勝という結果を残した。今夏はクラブ史上最高額となる移籍金7200万ポンド(約100億円)を費やしてコートジボワール代表FWニコラ・ペペを獲得するなど、昨季以上の成績を目指して今季の開幕を迎えている。
しかし、リーグ戦では5位につけるものの低調な試合が続き、前節は下位に沈むシェフィールド・ユナイテッドに0-1の完封負け。ELでもここまで2戦2敗のギマラエスにホームで苦戦を強いられ、ペペの2ゴールによってなんとか勝利をもぎ取ることとなった。
煮え切らないパフォーマンスを繰り返すチームに、ファンの不満も溜まっているようだ。ギマラエス戦ではある少年ファンが「エメリ・アウト(エメリ、出ていけ)」というボードを掲げ、指揮官の退任を要求。米スポーツ専門局「ESPN」公式ツイッターが「和解アーセナルファンはもううんざり」と綴って写真を投稿すると、返信欄では「彼に賛成だ!」「みんなうんだりだよ」「100点満点!」と共感を集めるなど、話題となっている。
英紙「ザ・サン」は「少年ファンはギマラエス戦でボードを高く掲げ、またしても最悪の守備的な試合を見せられることとなった」と同情しつつ、ツイッターでの盛り上がりに言及。「ファンの“エメリ・アウト”バナーにウナイ・エメリは焦りを感じていることだろう」と続けている。
長年指揮を執ったアーセン・ベンゲル前監督も、任期終盤は「ベンゲル・アウト」のボードを掲げるサポーターが現れるなど、苦しい時期を過ごした。在任2年目のエメリ監督だが、早くも正念場を迎えているようだ。