ボローニャ冨安、イタリア移籍後の“変化”にベルギーメディア驚き 「彼はもはや…」
「シント=トロイデンでは1回しかプレーしていないポジション」 右SBでの活躍に注目
日本代表DF冨安健洋は今夏、シント=トロイデン(ベルギー)からボローニャ(イタリア)に活躍の場を移した。右サイドバック(SB)としてレギュラーをつかむ現状にベルギーメディアが注目し、「彼はもはやセンターバック(CB)ではない」と報じている。
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2016年にアビスパ福岡でトップデビューを果たした冨安は、18年1月にシント=トロイデンに移籍。188センチの体格を生かした対人能力の高さに加え、正確なフィード能力も備えており、18-19シーズンは公式戦40試合に出場した。また森保一監督の下で日本代表デビューを果たすと、今年1月にUAEで開催されたアジアカップでは最終ラインの中核を担い、一気に主力へと飛躍を遂げた。
ボローニャ移籍後は本来のCBではなく右SBとして起用され、レギュラーに定着。積極的な攻撃参加でも存在感を発揮し、高い評価を得ている。日本代表活動中の負傷により現在は離脱中だが、初のイタリア挑戦はここまで順調と言っていい。
そんななか、ベルギーメディア「Voetbalkrant」は冨安の“現在”に注目。「今夏の移籍市場でも多くの選手がジュピラー・プロ・リーグを後にした。ベルギーを飛び出した彼らの後を追う。日本のCBタケヒロ・トミヤス……彼はもはやCBではない」として、ボローニャでのプレーに目を光らせている。
「今夏、ボローニャは900万ユーロ(約11億円)を支払い、冨安を獲得した。リーグ戦では開幕から第7節まで先発出場を続けている。それも右SBで。シント=トロイデンでは1回しかプレーしていないポジションだ」
CBとして欧州の舞台で飛躍し、日本代表では現在もCBを務める冨安の“変化”に、ベルギーメディアも驚きを隠さない。二つのポジションを高いレベルでこなす冨安だけに、クラブ、代表問わず早期の復帰が期待されるところだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)