レアル会長、モウリーニョの復帰を否定 「現時点で彼が来ることはない」

ベニテス監督への信頼を語る

 レアル・マドリードのフロレンティーノ・ペレス会長は、チェルシーを退任したジョゼ・モウリーニョ監督がラファエル・ベニテス監督に代わってマドリードにやって来るといううわさを一蹴した。名物会長がスペイン地元ラジオ局「カデナ・セル」のインタビューに応じた。
 モウリーニョ前監督は昨季チェルシーでリーグとリーグカップの国内二冠を達成。開幕前には2019年までの契約延長にサインし、意気揚々とシーズンに臨んだ。しかし、ふたを開けてみれば黒星が先行。16節までに9敗を喫し、降格圏まで勝ち点差1の16位に低迷していた。成績不振から双方合意のもとで契約解除、事実上の解任となった。
 それを受け、古巣レアルの監督復帰のうわさも出ていたが、レアルのトップであるペレス会長は現時点でそのようなプランがないことを明言した。
 
「誰にも将来のことを予測することはできないが、現時点で彼がマドリードに来ることはない」
 今季のレアルも宿敵バルセロナとの“クラシコ”で0-4の大敗を喫し、国王杯でも出場資格のない選手を起用したとして失格処分になるなど、問題点は多い。だが、「ベニテスは問題を解決できる能力を持っている」と現指揮官への信頼も明かしている。
 注目が集まる“スペシャル・ワン”ことモウリーニョ監督の去就だが、ひとまず現時点ではスペインの名門への復帰の扉は開かれていないようだ。
【了】
サッカーマガジンゾーンウェブ編集部●文 text by Soccer Magazine ZONE web
ゲッティイメージズ●写真 photo Getty Images

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