劇的ゴールも「祝福を必死にやめさせた」 リバプールFWマネ、同僚への“粋な妨害”に英注目

リバプールFWマネが勝ちにこだわる行動をした【写真:Getty Images】
リバプールFWマネが勝ちにこだわる行動をした【写真:Getty Images】

ユナイテッド戦の終了間際に同点弾も祝福を妨害 「それは、逆転ゴールを目指すため」

 リバプールは現地時間20日、プレミアリーグ第9節でマンチェスター・ユナイテッドと対戦し、敵地で1-1と引き分けた。終盤に元イングランド代表MFアダム・ララーナが同点弾を奪いチームは歓喜に沸くも、その際にセネガル代表FWサディオ・マネが見せた振る舞いに英メディアが注目を寄せている。

 今季開幕全勝で首位を快走しているリバプールは、宿敵ユナイテッドとの“ナショナル・ダービー”に臨んだが、エースのエジプト代表FWモハメド・サラーを負傷で欠いたからか、思うような攻撃を生み出すことができず、前半36分にイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードに先制点を許してしまう展開となる。

 後半に入ってもなかなか効果的な攻め込みを見せることができなかったが、0-1で迎えた後半40分、左サイドからスコットランド代表DFアンドリュー・ロバートソンがグラウンダーのクロスを供給すると、相手守備陣を引きつけたブラジル代表FWロベルト・フィルミーノが華麗なスルーを披露し、裏に抜け出したララーナがダイレクトで押し込んでネットを揺らした。

 終了間際の劇的な同点弾に選手たちは歓喜に沸いて駆け寄ったが、ただ1人、マネだけはララーナの腕を引っ張り、早急に試合に戻そうとするジェスチャーを見せていた。英メディアもこのワンシーンに反応。英紙「ザ・サン」は「マネはユナイテッド戦の必死に祝福を止めさせようとした。それは、逆転ゴールを目指すためだ」と見出しを打って報じている。

 英メディア「スポーツ・バイブル」も「マネがリバプールの祝福に対して粋な妨害」と取り上げ、残りわずかな時間で逆転に持ち込む意志を明確にしていたことを伝えている。最終的に昨季から続いた連勝記録は「17」で途絶えることになったが、マネが見せたファイティングスピリッツは、今のリバプールの強さを物語っているようだった。

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