浦和FW興梠、驚異の得点力にFIFA公式注目 「フォックス・イン・ザ・ボックス」
今季のACLではここまで7ゴール 準決勝第2戦を前にインタビュー掲載
浦和レッズのFW興梠慎三は、23日にAFCチャンピオンズリーグ(ACL)準決勝第2戦の広州恒大(中国)戦を控えるが、国際サッカー連盟(FIFA)公式サイトのインタビューに応じている。その中で、FIFAは興梠を「フォックス・イン・ザ・ボックス(ペナルティーエリア内のキツネ)」と命名している。
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興梠は2017年のACL優勝に大きく貢献し、大会通算25得点は日本人最多を誇る。今季もここまで7ゴールを挙げ、大会の得点王レースでもアル・ヒラル(サウジアラビア)のバフェティンビ・ゴミスとアル・ワハダ(UAE)のレオナルドを2点差で追っている。
FIFAがクローズアップしたのもまた、その得点力だった。興梠を「175cmの身長ながら、アジリティと緩急に長けると知られる。マーカーを振り回し、どこからでもペナルティーエリア内にカットインしてゴールを奪う」と紹介。そのプレーぶりを「フォックス・イン・ザ・ボックス」と称した。
当の興梠は、そうした評価に対して「自分はペナルティーエリア内でこそのストライカーだと思う」と話し、一方で「多くのストライカーはエリア内で仕事をすることが多い。ただ、ペナルティーエリアで決定力がとても優れている素晴らしいプレイヤーが非常に多いので、自分が特別だとは思わない」と、謙虚な言葉を残した。
広州恒大戦に向けては「誰もが知っているように、広州が非常に良いチームであることを忘れてはいけない」と話し、「素晴らしい外国人選手と優秀な中国人選手がいる。第2戦は非常に難しい試合になる。自分たちは非常に注意深くないといけない」と、初戦をホームで2-0と勝利している状況にも楽観的な言葉は残さなかった。
それでも17年に優勝した時を「チームの大半がACLでの経験が少なかったため、難しい大会だった」と話す興梠は、現在のチームについて「今ではACLに出場した多くの選手がいるし、アジアの大会とは何か、ゲームで何をする必要があるかを知っている」と、経験が今季の優勝に向けて武器になるという見通しを話した。