インテル新エースFWの交渉に注目 流出阻止へ…“133億円契約解除条項”の削除なるか
若きエースとして成長を遂げるインテルFWラウタロ、本格的な契約延長交渉スタート
イタリア・セリエAの強豪インテルの若きエースへと成長を遂げつつあるアルゼンチン代表FWラウタロ・マルティネスについて、イタリア紙「トゥット・スポルト」は代理人がミラノに到着し、本格的な契約延長交渉がスタートすると報じている。
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ラウタロは昨夏に母国のラシン・クラブからインテルへと移籍し、2023年6月までの契約を結んでいる。まだ約4年の契約期間があるが、その見直しが急がれているのが海外クラブに対する契約解除条項にあるとしている。
ラウタロの契約には、イタリア国外のクラブに移籍する場合は1億1100万ユーロ(約133億円)の契約解除条項が盛り込まれているという。国外からこの金額のオファーが届いた場合、インテルはラウタロを引き留めることができず、選手サイドに判断が全て委ねられる。強化責任者のジュゼッペ・マロッタ氏は、この条項を削除することを最大の目的として代理人との交渉を求めている模様だ。
先日にはUEFAチャンピオンズリーグ(CL)で直接対決し、鮮烈なカウンターからゴールを奪った相手であるスペインの強豪バルセロナがラウタロをリストアップしていると報じられた。現在のインテルは、今夏にベルギー代表FWロメル・ルカクを獲得した一方、チリ代表FWアレクシス・サンチェスは期限付きで獲得するも将来は不透明な状況にある。
同紙は「マロッタは焦っているわけではないが、交渉の進展は期待されている」として、インテルが中長期的な戦略としてラウタロの流出を阻止する考えと伝えた。サンチェスの負傷離脱もあり、ますます存在感を増していきそうなラウタロがインテルで長期的なキャリアを送る決断を下すのか、注目の交渉と言えそうだ。