北朝鮮が盗聴? 韓国代表DF、“平壌決戦”での奇妙な体験を母国で証言「少し驚いた」
29年ぶりの“平壌決戦”に帯同、クォン・ギョンウォンが韓国メディアに告白
2022年カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選グループHの北朝鮮と韓国の試合が、15日に平壌の金日成スタジアムで行われた。0-0の引き分けに終わったゲームを巡り、韓国では今も様々な話が飛び交っている。
平壌開催の“南北対決”は29年ぶりと、歴史的な一戦として注目を集めたが、テレビ中継もなく無観客で行われるなど、前代未聞の事態に見舞われた。そうしたなか、21日に行われたKリーグ第34節の試合後に、北朝鮮戦を振り返る代表選手もいた。
韓国のサッカー専門サイト「インターフットボール」は、「平壌でのアウェー戦で『盗聴された』と証言したのは、DFクォン・ギョンウォン(全北現代)だった」と、冒頭から衝撃の事実を伝えている。記事のなかでクォン・ギョンウォンは、まず「北朝鮮との試合はとてもいい経験だった。北朝鮮にはいつか一度は行ってみたかった。サッカーの試合で行くことができて、とても感謝している」と語っている。
だが、問題は次の発言だ。
「自分は正直話しますが、私も盗聴された。とても不思議だった。(ホテルの)部屋でカーテンを開けて、窓を開けて外を見ていたんです。お昼ご飯を食べて戻ったら、カーテンが開かないようになっていたんです。それに少し驚いた」
この状況についてクォン・ギョンウォンは、より詳しくこう説明している。
「カーテンが開かないようにリングに強くかけられていたんです。自分たちの周りに人がいたのか分からないけれども……。とりあえず、ルームメートの(キム・)ヨングォン先輩とお互いに言葉に気をつけた」