ユナイテッドOBのMFキーン氏、古巣に推したのはトッテナムFWケイン

　マンチェスター・ユナイテッドのレジェンドで、現在は解説者を務める元アイルランド代表MFロイ・キーン氏は、古巣ユナイテッドの再建について持論を展開した。かつての栄光を取り戻すために契約すべき選手として、トットナムのイングランド代表FWハリー・ケインを推薦している。英メディア「フットボール365」が報じた。

　ユナイテッドは現地時間20日、プレミアリーグ第9節で首位を走るリバプールと対戦。前半36分にイングランド代表FWマーカス・ラシュフォードのゴールで先制に成功したが、終盤に相手の反撃を受け、終了間際にイングランド代表MFアダム・ララーナにゴールを奪われて1-1のドローとなった。

　この試合後、英衛星放送「スカイスポーツ」のスタジオで他の評論家たちと討論を繰り広げていたキーン氏は、“ユナイテッドがより多くのゴールを獲得するにはどうすればいいか”という質問が出ると、冷静な口調で自身の見解を明かしている。

「簡単だ。トットナムからケインを獲得しに行くことだ。彼らは混乱しているから取りに行けばいい。君たちが見つめているのは何だい？」

　ここまで苦しいシーズンを過ごすユナイテッドのなかで、徐々にストライカーのラシュフォードが存在感を発揮しつつあるが、1月にストライカー獲得が急務となっていることは間違いない。そのための最善策として、同じくチームが混乱に陥っているトットナムからケインを獲得すべきだとキーン氏は考えているようだ。

　リバプールから勝ち点を獲得したとはいえ、まだまだトンネルを抜け出せたと言えないユナイテッドは、今後イングランド代表のエースを獲得することになるのだろうか。