モウリーニョ監督、名将クロップのマンU戦采配を批評 「メニューが気に入らなかった」
試合終盤に同点に追いつくも、守備的なユナイテッドを打ち崩せず
マンチェスター・ユナイテッドとリバプールのビッグマッチが現地時間20日に行われ、1-1のドローに終わった。かつてマンチェスター・ユナイテッドやレアル・マドリードなどで指揮を執ったジョゼ・モウリーニョ氏は、敵地で勝ち点1獲得にとどまったリバプールのユルゲン・クロップ監督を、「メニューが気に入らなかった」と独特な言い回しで批評した。英紙「メトロ」などが報じている。
20日のプレミアリーグ第9節でユナイテッドとリバプールの強豪同士が激突。前半36分にイングランド代表FWマーカス・ラッシュフォードのゴールでホームのユナイテッドが先制するも、徐々に攻勢を強めたリバプールが後半40分にイングランド代表MFアダム・ララーナのゴールで同点に追いつき、1-1のドロー決着となった。
試合後、モウリーニョ氏は英衛星放送「スカイ・スポーツ」で伝統の一戦に言及。「(クロップ監督は)メニューが気に入らなかったようだ。彼は肉が好きなのに手に入れたのは魚だった」と表現し、リバプールに関して自身の見解を明かしている。
「彼らはカウンターアタックのチャンスを与えてくれる相手と対戦して喜んでいる。もちろんユナイテッドは現状に制限があるため、異なるプランで試合に臨んだ。彼らはトランジションを止めようとした。常に3人のセンターバックを所定の位置に立たせてプレーさせ、常にコンパクトな形だった。リバプールはそんなメニューが気に入らなかったようだ。リバプールは低いブロックと対戦するためのクオリティーを欠いた。彼らが勝てなかったことを本当に嬉しく思うよ。なぜなら記録(2005-06シーズンにチェルシーでモウリーニョ氏が作った記録が9連勝)は彼らのものではなく、私のものだからだ」
守備的な戦い方を選択してきたユナイテッドを崩せなかったリバプールに批判的な見解を突きつけたモウリーニョ氏。自身の記録が抜かれなかったことに、どこかで安堵しているのかもしれない。