「全員騙した!」 清水の頭脳派ブラジル人FW、広島戦の“珍コロコロFK”を海外称賛
ドウグラスが決めた計算尽くめの“直接FK”に海外注目
J1清水エスパルスは19日、第29節サンフレッチェ広島戦で1-2の逆転負けを喫した。その一戦で清水のブラジル人FWドウグラスがまさかの“コロコロFK”を直接決めた。この珍FKに海外メディアからは驚きの声が寄せられている。
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先制のシーンは0-0の前半31分。ペナルティーエリアすぐ手前左でFKを獲得した清水は、キッカーの位置にドウグラスが立った。相手広島が作った壁の前には清水MF金子翔太とFW河井陽介の2人がひざまずき、壁の後ろでは“クリア要員”となる広島の選手も待機。誰もが浮いた球でコースを狙ってくるFKを想定していたが、次の瞬間、まさかのFKが広島ゴールを襲った。
ドウグラスは、相手のDF陣がクリアするためにジャンプすることも計算して、壁下を狙うまさかの“コロコロFK”を左足で打った。ひざまずいた2人がGKの視界を奪い、シュートはそのままジャンプしたDF陣の下を通り抜け、GKも動けぬままゴール左へ。広島守備陣の意表を突いたFKとなった。
この一発に海外メディアも反応。スペイン紙「マルカ」では、「彼らはどうしてひざまずいた? 日本で起こった素晴らしいこと」と見出しを打って、「2人の仲間の助けを借りて、素晴らしいゴールをマークした」と動画とともに紹介しており、ペルー紙「ラ・レプブリカ」では「彼は全員を騙した! 世界中に広まる素晴らしいゴール」との見出しで「とても珍しいゴール」と褒め称えている。
他にも、ペルーメディア「depor.com」では「誰も数秒間何が起こったから分からなかった」とし、「日本人は反応できなかったし、動けなかった」と、“珍FK”に驚嘆。試合はその後、後半に広島MF川辺駿、FWドウグラス・ヴィエイラにゴールを許し、逆転負けを喫したが、この技ありFKには海外メディアも驚きの一発となったようだ。