FC東京のブラジル人MF、初先発で衝撃“キャノンシュート” 伊紙称賛「美しいゴール」
アルトゥール・シルバが神戸戦でリーグ戦初先発、前半10分に20m超ミドルを叩き込む
FC東京は19日、J1リーグ第29節でヴィッセル神戸とのアウェーゲームに臨み、3-1で快勝した。リーグ戦4試合ぶりの勝利で首位の鹿島アントラーズと勝ち点56で並んだなか、チームに勢いをもたらした今季リーグ戦初先発のブラジル人MFアルトゥール・シルバの豪快なミドルシュートに、海外メディアも注目している。
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直近3試合で1分2敗と失速し、前節に首位から陥落したFC東京は、敵地ノエビアスタジアム神戸に乗り込んだ。元スペイン代表MFアンドレス・イニエスタが欠場も、同FWダビド・ビジャらを擁する神戸に対し苦戦も予想されたが、序盤から一気に試合の流れをつかむ。開始6分にMF髙萩洋次郎がゴール前のこぼれ球に素早く反応して先制点を決めると、その4分後に畳みかけるようにスーパーゴールが生まれる。
敵陣左サイド深い位置でのスローインから、DFオ・ジェソク、MF東慶悟と素早くトライアングルパスをつなぎ、フリーになったアルトゥール・シルバが前を向いてドリブルを開始。左後方から相手も詰めてくるなかアルトゥール・シルバはルックアップすると、ゴール左45度、20メートル以上の距離がある位置から右足を強振。矢のような一撃が神戸GK飯倉大樹の頭上を破ると、シュートはゴール右隅に突き刺さった。
今季リーグ戦5試合目の出場で待望の初ゴールが、スーパーゴールとなったアルトゥール・シルバ。FC東京公式ツイッターがこの得点を速報すると、返信欄では「スーパーすぎる」「エグい!」「救世主」「初ゴールおめでとう!」など多くのファンが歓喜した。また、イタリア紙「コリエレ・デロ・スポルト」は動画付きでこのゴールを紹介。「日本、アルトゥール・シルバのキャノンシュート!」との見出しを打って伝えると、「ブラジル人はヴィッセル神戸とFC東京の試合で遠い距離から美しいゴールを決め、観衆を恍惚とさせた」と綴っている。
その後、前半34分に日本代表MF橋本拳人が3点目を奪い、一気に勝負を決めたFC東京。前節まで停滞していたチームのムードを振り払うようなゴラッソを決めたアルトゥール・シルバが、リーグ戦初優勝を懸けたラスト5試合のキーマンになるかもしれない。