マジョルカ、無敗レアルを1-0で破る“金星”で2連勝 久保建英は2戦連続の途中出場で守備に奮闘
前半にラゴ・ジュニオールが先制点、レアルが退場者を出すなか逃げきり暫定14位に浮上
マジョルカの日本代表MF久保建英は現地時間19日、リーガ・エスパニョーラ第9節の本拠地レアル・マドリード戦に後半14分から途中出場。大半の時間帯で守備に追われるなか右サイドで役割をこなし、前節まで5勝3分の“無敗”で首位に立っていたレアルからの1-0“金星”に貢献した。
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久保は今季、ここまでリーグ戦6試合に出場。マジョルカに期限付き移籍中の久保にとっては、“保有元”であるレアルとの初対戦になり、試合前から大きな注目を集めたが国際Aマッチウィーク前に行われた10月6日の第8節エスパニョール戦(2-0)に続き、2試合連続のベンチスタートとなった。
試合は前半7分、カウンターから敵陣左サイドでボールを受けたマジョルカのFWラゴ・ジュニオールがドリブルを開始。レアルDFアルバロ・オドリオソラとの1対1で仕掛けてペナルティーエリア内にカットインすると右足を振り抜く。綺麗なカーブを描いた一撃がゴール右隅に決まり、前節まで18位のマジョルカが首位レアルに対して先制した。
その後は大半の時間帯で攻めるレアル、守るマジョルカの構図で試合が推移するなか、久保は1-0で迎えた後半14分にMFアレックス・フェバスと交代してピッチへ。右サイドハーフに入り、レアルのDFマルセロとマッチアップした。
1点を追うレアルがボールを保持するなか、久保も組織の一員として守備に奔走。前を向いてボールを持つシーンは限られていた。後半29分にレアルのオドリオソラがラゴ・ジュニオールを倒してこの日2枚目のイエローカードを受け、退場となった後も展開は大きく変わらず。同36分には高い位置でのボール奪取から左サイドを攻め込んだが、決定機を作るには至らなかった。
その後も守備的な役割をこなした久保。チームも1点を守りきり、レアルを相手に1-0の大金星を挙げた。これで本拠地ソン・モイシュで2連勝となり暫定で14位に浮上。一方のレアルは今季リーグ戦で初黒星を喫した。