元ウェールズ代表監督、「並外れた才能」とベイル称賛も…「もう好きにしろ」の過去告白

ウェールズ代表で共に時間を過ごした【写真:Getty Images】
ウェールズ代表で共に時間を過ごした【写真:Getty Images】

トシャック氏が「あまりにも多すぎると思う」と指摘したものは?

 また、ベイルの故障について話題が及ぶと、代表チームでのこんなシーンを振り返っている。

「クロアチアかギリシャと対戦した時のことを覚えている。右FKのチャンスからベイルがボールを受け、そのまま突破して、派手に倒れた。彼はアウトサイドでシュートを放ったんだ。だから、私は彼を呼んで、『ギャレス、あれをする時は気をつけるんだ。靭帯、軟骨をやってしまうかもしれない……気をつけるんだ』と話した。それなのに、またファウルからFKのチャンスを迎えたら、彼はまったく同じことをしたんだよ。ボールを持ったら、シュートを打つ。だから彼に、『もう好きなようにしろ』と言った」

 ただ、トシャック氏は「ベイルのこれまでの怪我を考えると、あまりにも多すぎると思う」と指摘。「彼の激しいプレースタイルが関係しているんじゃないかと、いつも考えているんだ」と心配を寄せていた。

 ベイルは13日の欧州選手権(EURO)予選・クロアチア戦(1-1)に出場し、同点ゴールをマークするも終盤には足を引きずるそぶりを見せていた。ライアン・ギグス監督は「痙攣を起こしていたようだが、彼は続けたがっていた」と明かしている。怪我の多さが玉に瑕のベイルだが、シーズンを通してクラブと代表の両方でフル稼働できるだろうか。

(FOOTBALL ZONE編集部)

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