「この日本人が最大の被害者」 久保建英、“4分間のため2万キロ移動”にスペイン紙注目
わずか4分間のみの出場 マジョルカ側も「久保を手元へ置いておくことができなかった」
日本代表は現地時間15日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の第3戦でタジキスタン代表と対戦し、敵地で0-3と快勝を収めた。10日にホームで行われた第2戦のモンゴル戦でも6-0と圧勝を収め、10月の予選を連勝で終えたが、MF久保建英(マジョルカ)は2試合合計でわずか4分間の出場のみにとどまっており、スペインメディアは「この日本人が最大の被害者となった」と強調している。
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10月の代表2連戦でメンバーに名を連ねた久保だが、モンゴル戦では90分間を通してベンチで試合を眺めることになった。タジキスタン戦でも先発から漏れることに。ようやく出番が訪れたのは3-0で迎えた後半42分だった。アディショナルタイムを含め、わずか4分間の出場で試合終了の瞬間を迎えることになった。
これを受け、スペイン紙「マルカ」は「4分間のために2万2000キロ…」と見出しを打って報じている。マジョルカは久保を含め、スロバキア代表DFマルティン・バルジェント、北マケドニア代表FWアレクサンデル・トライコフスキの計3人の代表選手を輩出したが、「この日本人が最大の被害者となった」と、欧州選手に比べても圧倒的な長距離移動を強いられたことを強調している。
「代表戦ウィークによる2週間のリーグ中断はクラブ監督たちにとって忌み嫌うもので、招集された所属選手がどういった状態なのか、時にいつ帰って来るのかさえ分からない。(ビセンテ・)モレノ監督の場合、マジョルカでフル出場しているバルジェント、まだチームの流れに入っていなトライコフスキ、少しずつ監督の信頼を勝ち取っている様子の久保を手元へ置いておくことができなかった」
徐々にマジョルカでの出場機会を増やしているなかでの代表招集だったため、チームとしては渋りながら送り出したことは想像に難しくない。しかし、負荷がかかる長距離移動の末、わずか4分間しか出番がなかったことに関しては、スペインでも話題の一つとなっているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)