バルサ16歳新鋭、U-21スペイン代表で2世代“飛び級”デビュー 史上2番目の若さ
アンス・ファティがU-21スペイン代表でデビュー
2019-20シーズンのヨーロッパサッカーシーンでニュースター候補となっているのが、バルセロナの16歳MFアンス・ファティだ。リーガ・エスパニョーラで初ゴールを含む大活躍を見せたことで一躍注目を集めているなか、現地時間15日に行われた国際親善試合では“飛び級”で東京五輪世代として代表デビューを飾ったと、スペイン紙「マルカ」が紹介している。
【PR】ABEMA de DAZNでラ・リーガの久保建英など欧州サッカーの注目試合ハイライトを全試合無料配信!
U-21スペイン代表は現地時間15日、U-21モンテネグロ代表と対戦した。2-0とスペインが2点リードを奪って迎えた後半35分、背番号11を与えられたファティはピッチに送り出され、2世代の“飛び級”となるデビューを果たした。
同紙によると16歳11カ月でのU-21世代別代表デビューは、同じバルセロナ出身であるFWボージャン・クルキッチ(現モントリオール・インパクト)の16歳9カ月に次ぐ史上2番目に若い出場になったという。ファティはただの試合出場にとどまらず、ペナルティーエリア内に入り込んでゴール至近距離から鋭いシュートを放つなど、存在をアピールした。
ファティは今シーズン、リーガ・エスパニョーラとUEFAチャンピオンズリーグ(CL)を含む公式戦6試合でプレー。オサスナ戦での初ゴールにバレンシア戦での1ゴール1アシストなど結果を残している。また最終的にはメンバー入りしなかったが、10月開幕のU-17W杯への出場の可能性についても取り沙汰され、バルサも新契約で違約金1億ユーロ(約120億円)を設定するプランがあると伝えられるなど、一気に注目度が上昇している。
そのファティが東京五輪世代に当たるU-21スペイン代表に招集されたということは、A代表としても戦力として見極めたい証だろう。欧州選手権、そして東京五輪を控える2020年に向けて、ファティがどちらの代表に食い込んでくるのかは注目を集めそうだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)