英記者がタジキスタン戦“先発11人”を採点 「相手の恐怖を増大させた」と評した選手は?
2ゴールの南野に単独最高点 「ゴール前で本物の恐怖になり得ることを期待」
日本代表は15日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の第3戦でタジキスタンとアウェーで対戦し、3-0で勝利した。
慣れない人工芝のピッチでの戦いに苦戦しながらも、きっちりと勝利を手にした日本代表を、かつてアジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、W杯を6大会連続で取材した英国人記者マイケル・チャーチ氏はどのように見たのか。スタメン出場した11選手を10点満点で採点。FW三浦知良(横浜FC)以来26年ぶりとなるW杯予選開幕から3試合連続ゴールを決めたMF南野拓実(ザルツブルク)に、チーム最高評価を与えている。
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タジキスタン戦の日本代表スタメン11人の採点(10点満点)
【GK】
権田修一(ポルティモネンセ) 7点
同点で迎えた前半途中に(イーソン・)パンシャンベのシュートを機敏な動きでセーブしたが、それ以外は穏やかな夜を過ごした。
【DF】
酒井宏樹(マルセイユ) 7点
タジキスタンのウインガーの脅威の前に非常に控えめな前半になった。後半はより前線まで攻め上がり、低い完璧なクロスで南野の2点目をお膳立てした。
植田直通(セルクル・ブルージュ) 6点
パンシャンベがゴールに迫っていた場面で、その姿はどこにも見当たらなかった。権田のファインセーブで恥ずかしい思いをせずに済んだ。ただし、それ以外は安定した夜だった。
吉田麻也(サウサンプトン) 7点
日本のキャプテンには守備面での不安はほとんどなく、前半にあったチャンスで得点を決めることができたと感じていたはずだ。後半にはアリシェル・ジャリロフを止める素晴らしいリカバリーがあった。
長友佑都(ガラタサライ) 6点
比較的穏やかだった左サイドで堅実な仕事を果たしたが、彼が好むアタッキングサードでの攻撃参加はできず。効果的なプレーは少なかった。
マイケル・チャーチ
アジアサッカーを幅広くカバーし、25年以上ジャーナリストとして活動する英国人ジャーナリスト。アジアサッカー連盟の機関紙「フットボール・アジア」の編集長やPAスポーツ通信のアジア支局長を務め、ワールドカップ6大会連続で取材。日本代表や日本サッカー界の動向も長年追っている。現在はコラムニストとしても執筆。