「最高の状態にない」 ユベントス加入の90億円DFは“発展途上”「アヤックスでは無敵」
アヤックスからユーベ移籍のオランダ代表DFデ・リフト 「常に向上し続けていると思う」
ユベントスのオランダ代表DFマタイス・デ・リフトは、今季にオランダの名門アヤックスから移籍加入した。シーズンのスタートから2カ月弱というなかで出場を重ねているが、まだ最高の状態には達していないという。イタリアのサッカー専門メディア「カルチョメルカート・コム」が報じている。
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デ・リフトは昨季にUEFAチャンピオンズリーグ(CL)の4強に入ったアヤックスでキャプテンも務めていたが、まだ20歳になったばかりの若手。7500万ユーロ(約90億円)という高額移籍金での加入にも、簡単にレギュラー出場とはならないというのが前評判だった。
しかし、ユベントスは主将を務めていたイタリア代表DFジョルジョ・キエッリーニが負傷で長期離脱というアクシデントに見舞われ、そのポジションにデ・リフトが収まっている。現在は、イタリア代表DFレオナルド・ボヌッチとコンビを組んでいるなか、デ・リフトは現状を自ら分析している。
「まだ最高の状態にないというのは分かっている。もっとプレーすることで、それに近づいていける。それを実現するには、ハードワークを続けること。そしてチームメートから多くのことを学ぶことで向上できる」
さらにデ・リフトは移籍を経験して、精神面でも戸惑いがあったようだ。「アヤックスでは無敵の状態にあるような気持ちでいられた。今、そこまでの状態ではないが、当たり前だと思う。新しいクラブにいて、新しい仲間と新しいスタイルでプレーしている。僕にとっては全てが初めてで、アヤックスのように家にいるような気持ちにはまだなれていない。ただ、常に向上し続けていると思う」と話し、まだ進化の途上にあると強調した。
デ・リフトを獲得したユベントスは、今後10年間センターバックに困らないという評判もあった。“守備の国”とも呼ばれるイタリアでキャリアを重ねる選択をしたデ・リフトは、世界最高クラスのセンターバックへ成長していくことができるだろうか。
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(FOOTBALL ZONE編集部)