韓国エース、29年ぶり“平壌決戦”で不発 北朝鮮の“重圧”に英紙注目「プレーに影響」
韓国と北朝鮮の歴史的な“南北対決”はスコアレスドロー ソン・フンミンも沈黙
韓国代表は現地時間15日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選で北朝鮮代表と対戦。平壌で29年ぶりに“南北対決”が実現する歴史的な一戦になったものの、結果はスコアレスドローに終わった。英メディアは、不発に終わったエースFWソン・フンミン(トットナム)について「外部からの重圧がプレーに影響をもたらした」と指摘している。
韓国での試合生中継に加え、韓国報道陣を完全にシャットアウトする異様な措置が取られるなかで行われた南北対決だが、韓国はソン・フンミンやFWファン・ウィジョ(ボルドー)ら欧州の舞台で活躍するベストメンバーを送り込んだ。しかし、最後まで北朝鮮の牙城を崩すことができず、2連勝中の両チームの対戦は痛み分けに終わった。
英紙「フットボール・ロンドン」も韓国と北朝鮮の南北対決を取り上げた一方、「ソン・フンミンは均衡を破ることができなかった」と見出しを打ち、絶対的エースの不発に注目。「スパーズのスターであるソン・フンミンは突出した存在感に期待が寄せられていたが、外部からの重圧がプレーに影響をもたらした」と、ピッチ外の事情がパフォーマンスに悪影響をもたらしたと指摘している。政治情勢により緊迫感に包まれた歴史的な一戦となっただけに、選手たちも普段とは異なるやりづらさを痛感していたのかもしれない。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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