レアルMFカゼミーロが告白、世界的MFへの転機とは? 「トライアウトに行った時…」
名門サンパウロでのトライアウトでポジション変更を決断、頭角を現すきっかけに
レアル・マドリードのブラジル代表MFカゼミーロは世界有数の守備的MFとして高い評価を受けるが、少年時代はヘディングでゴールを量産するストライカーだった。転機となったのは母国の名門サンパウロでのトライアルで、ライバルとの争いから生き残るため、ポジションを偽ったという。スペイン紙「AS」がカゼミーロの意外な過去について報じた。
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現在27歳のカゼミーロはサンパウロの下部組織でキャリアをスタートさせ、2010年にトップデビュー。3年後にレアル・マドリード・カスティージャへと移籍し、大きなステップアップを果たした。ポルトでのレンタルで経験を積み、レアルでの主力選手に成長した。
そんなカゼミーロだが、インタビューで「サンパウロでのトライアルに行った時、僕はフォワードの選手だった。僕は体が強くて、その年代では一番背が高かったから、ヘッドでたくさんゴールを決めていたよ」と少年時代はFWとしてプレーしていたと当時を振り返っている。しかし、そこからポジション変更を決断したことがプロ選手として頭角を現すきっかけとなったようだ。
インタビューではこんなエピソードも明かしている。
「トライアルに参加したのは12、3歳の頃で、300人の選手の中から50人だけが選ばれるというものだった。その時、コーチがゴールキーパーの選手を呼ぶと、手を挙げたのは3人だけだったのをよく覚えている。フォワードでは40人くらいの子どもが手を挙げた。その時、僕は自分に言い聞かせた。『競争が激しいから僕はストライカーにはなれない』とね。ミッドフィールダーの時も同じことが起きた。その後、コーチが『ディフェンシブ・ミッドフィールダーはいないか?』と言うと、手を挙げたのは7人か8人だった。僕はそこで『OK、僕はディフェンシブ・ミッドフィールダーだ』と自分に言い聞かせた」
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