「東京五輪で金候補の一つ」 レアルの18歳FWロドリゴ、U-22日本代表に太鼓判
U-22ブラジル代表の一員としてU-22日本代表と戦い、2-3で敗れる
U-22日本代表は現地時間14日、遠征先ブラジルのサンロレンソ・ダ・マタで同国U-22代表と国際親善試合を行い、3-2で勝利を収めた。J1川崎フロンターレ所属のMF田中碧が強烈なミドルシュート2発で2ゴール1アシストの活躍を見せ、DF中山雄太(ズウォレ)も弾丸ミドルを決めて、6月のトゥーロン国際大会決勝ではPK戦で敗れたライバルを下した。相手のエースでレアル・マドリードのU-22ブラジル代表FWロドリゴは、途中出場するもノーゴール。試合後には日本を「金メダル候補の一つ」と称えている。ペルーメディア「アメリカTV」が報じている。
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前半15分、PKで先制したブラジルだったが、同28分、右サイドのMF三好康児(アントワープ)から中央でパスを受けた田中にペナルティーエリア外から、GKが一歩も動けない強烈なミドルシュートを決められ、同点とされた。後半に入ると、GKのミスキックからMF食野亮太郎(ハーツ)に拾われ、再びこぼれ球を田中に決められた。
ロドリゴは1点を追う後半13分から出場するも、同23分には今度は田中からパスを受けた中山にミドルシュートを決められてしまい、突き放される。最後はPKで1点を返したが、反撃もここまで。ロドリゴ自身も得点できず、チームを勝利に導くことはできなかった。
試合後、取材に応じた18歳のレアル“超新星”は、日本の実力を称賛。来年に迫った東京五輪で、リオデジャネイロ五輪に続く“連覇”を狙うブラジルだが、ロドリゴは日本を“ライバル”の一つと見ているようだ。
「2つの強いチームがあって、2つの結果が出た。ジャーディン監督も言ったように、日本は東京五輪の金メダル候補の一つだと思う」
強化試合で結果を出し、ロドリゴをも納得させたU-22日本代表。悲願のメダル獲得へ、仕上がりは順調のようだ。