日本代表、“競争原理”が生み出す良好なサイクル 主力離脱にも動じずタジキスタン戦へ

本気をぶつけ合うトレーニングから生まれる“相乗効果”のなかでタジキスタン戦へ
チーム内競争の“熱”の高まりは、特定ポジションだけに関わる話ではない。歴戦のDF長友佑都(ガラタサライ)も吉田と同様の感触を持っており、「ゲームをやってもプレッシャーはハンパじゃない」という言葉には実感がこもる。
【PR】ABEMA de DAZN、日本代表選手の注目試合を毎節2試合無料生中継!
左サイドバックを務める長友にとって、紅白戦で対峙するのは最激戦区と言ってもいい右サイドハーフ。必然的に熱量を感じることも多くなるが、「迫力は増していますけど、僕のほうが熱い情熱がある。そこの迫力は彼らにも負けていないと思います」とプライドをのぞかせた。
チームの勝利を第一としながらも、一人ひとりが定位置を確保するためにトレーニングから本気をぶつけ合うことで、周囲もさらにギアを上げていく“相乗効果”が発生している。健全な競争のサイクルのただ中にある日本代表は、タジキスタンとの一戦でどのような姿を見せるだろうか。
(片村光博 / Mitsuhiro Katamura)
page1 page2