タジキスタン解説者、“グループで最も強い”日本戦展望 「チャンスはあると思うけど…」
「我々にもチャンスはあると思うけど、かなり少ないだろう」
とはいえ、何が起こるのか分からないのがサッカーでもある。90分の勝負では予想外のことが起こる可能性もあるが、グルモフ氏は「日本が1位通過するだろうし、我々は2位を狙っていく立場だ」と繰り返す。それだけ日本を強大な相手として捉えているということだが、改めて実際の試合展開を展望してもらった。
「より強いチームである日本が攻めて、タジキスタンが守る展開になるだろう。我々の代表チームに期待したいのは、1ポイント(引き分け)を取ること。1ポイントでいいんだ。それでもタフなゲームになることは間違いない。日本は本当に強いし、ヨーロッパで戦う多くのトッププレーヤーがいる。我々にもチャンスはあると思うけど、かなり少ないだろうというのが現実だね」
タジキスタンはホームでの戦いであり、まずは勝利を目指して戦ってくるはずだが、グルモフ氏が言うように引き分けも決して悪い結果ではない。ある種の“割り切り”を持って戦うタジキスタンを、日本はどのように打ち破っていくのか。見どころの一つになるだろう。
(片村光博 / Mitsuhiro Katamura)
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