「ちょっと嫌だなと感じたけど…」 柴崎岳、前半苦戦も「90分のマネジメント」に手応え
タジキスタン戦は前半に苦戦するも、後半に一挙3得点で快勝
森保一監督率いる日本代表は15日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選タジキスタン戦(リパブリカン・セントラル・スタジアム)に臨み、3-0で勝利を収めた。先発フル出場したMF柴崎岳は前半の苦戦に言及しつつ、「結果もチームのメンタリティーも良かった」と90分を通しての出来に手応えを示した。
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日本は前半、アグレッシブに試合に入ってきたタジキスタンに苦戦を強いられるが、後半に入ると巻き返す。同8分にMF南野拓実がヘディングで先制ゴールを叩き込むと、2分後には再び南野が決めて2点目。同37分には途中出場のFW浅野拓磨がダメ押しのゴールを決め、タジキスタンに引導を渡している。
柴崎はボランチとして先発フル出場。「前半に相手のサポーターの後押しもあって、慣れた環境を生かして彼らのスタイルを存分に出してきた」と前半を振り返り、ピッチ上で感じたことを明かしている。
「前半は決定機をものにできず、ちょっと嫌だなと個人的には感じましたけど、あたふたしても仕方ない。0-0で後半にしっかりと続けてチャンスを作るためにやっていこうという強い気持ちではいました」
結果的に、焦らず後半勝負に持ち込む試合運びが奏功し、敵地から勝ち点3を持ち帰ることに成功した。柴崎は「前後半で分けて考える必要はないし、試合を通して90分のマネジメントとして考えるほうがいい」と持論を展開。試合の中で耐えながら修正できたことで、「結果もチームのメンタリティーも良かったと思う」と評している。
もちろん、結果によって課題から目を背けるわけではない。「日本としては切り替えのスピードがいつもより遅かったことと、攻めている時のポジショニングがいつもより曖昧だった」という反省も、しっかりと持っている。ただ、良くない時間帯を引きずらず、90分トータルで勝利に持ち込む力は頼もしい。柴崎の言う“メンタリティー”は、今後のアジアの戦いでも重要なものになりそうだ。