18歳久保の起用法にも影響? “トップ下・鎌田”が生む相乗効果と熾烈なポジション競争

トップ下のポジション争いが活発になっている【写真:Yukihito Taguchi】
トップ下のポジション争いが活発になっている【写真:Yukihito Taguchi】

「ポジションは考えているものとまだ違うところでやっているので、思うところはある」

 現状トップ下は南野が不動で、FW大迫勇也(ブレーメン)が1トップにいる限りは、敢えて南野のポジションを変える理由はない。しかし大迫不在となれば、タジキスタン戦のように“トップ下2番手”が必要になってくる。鎌田も「代表に入りたてだし、与えられたポジションでできないといけない」と断りつつも、常連組へのステップを上がっていくうえで勝負したポジションの一つと考えているようだ。

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「1トップがどれだけできているかは分からないですけど、フランクフルトでは6番(ボランチ)もやっているので、中盤というか真ん中のポジションはどこでもある程度できると思っています。ポジションは僕自身が考えているものとまだ違うところでやっているので、今のメンバーだと思うところはあります。(厳密に言えば)僕自身が考えているのはトップ下でもないですけど、できるところは狙っていきたい」

 鎌田の台頭により、ポジション争いで影響を受けそうなのが久保だろう。18歳のレフティーは後半42分からトップ下に入り、FW浅野拓磨(パルチザン)のシュートをお膳立てしたが、アディショナルタイムを含めてプレー時間は6分。十分なアピールはできなかった。

 所属するスペイン1部マジョルカを含めて主戦場とする右サイドにはMF堂安律(PSV)、モンゴル戦で3アシストをマークしたMF伊東純也(ヘンク)と強力なライバルが存在する。久保自身、タジキスタン戦前日には「右サイドだけで勝負しているわけではないので」と話したように、トップ下の候補選手でもあるなかで、鎌田のアピールが続くとなれば、久保の起用にも大きな影響が生まれることになりそうだ。

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(FOOTBALL ZONE編集部・小田智史 / Tomofumi Oda)



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