バイエルン、コウチーニョ144億円の高額買取に慎重? 今季終了までじっくり“査定”
バルセロナからバイエルンへ期限付き移籍中
今季、スペインの強豪バルセロナからドイツ王者バイエルン・ミュンヘンに期限付き移籍したブラジル代表MFフィリペ・コウチーニョだが、高額移籍金が伴う買い取りはギリギリまで判断が待たれるという。スペイン紙「ムンド・デポルティーボ」が報じている。
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バルセロナは今季オランダ代表MFフレンキー・デ・ヨングやフランス代表FWアントワーヌ・グリーズマンを獲得。そのなかでコウチーニョはレンタル料だけで850万ユーロ(約10億円)で、買い取りオプションを行使する場合は1億2000万ユーロ(約144億円)という、潜在的な超高額移籍の可能性を残してバイエルンへと旅立った。
コウチーニョはすでに今季バイエルンで2ゴール2アシストをマーク。ケルン戦のゴールでは、イングランド、イタリア、スペイン、ドイツの欧州4大リーグすべてでゴールした史上5人目の選手という称号も得た。UEFAチャンピオンズリーグ(CL)にも2試合出場し、バイエルンでは中心的な存在を勝ち取りつつある。
それでもバイエルンは移籍金が高額なため、早い時期に買い取りオプションを行使するか否かの決断をしない方針を固めたとしている。シーズン終了まで判断を待つことが決定的になり、バルセロナもまた動向を注視する必要に迫られたとした。
バイエルンは昨季までレアル・マドリードからコロンビア代表MFハメス・ロドリゲスが2年間の期限付きで移籍していたが、ハメス本人の意向もあり買い取りオプションが行使されず。今回はバルセロナからアタッカーを補強しているが、場合によってはハメス同様、完全移籍には移行しない可能性が残る。
ドイツ王者による期限付き移籍の“上手な使い方”という一面もあるが、バルセロナで空席が着々と埋まっている状況もあるコウチーニョは、ドイツでその地位を確たるものにして王者に高額移籍金の支払いを決断させることができるだろうか。
(FOOTBALL ZONE編集部)