タジキスタン監督、日本戦は「1点でもいい」 勝利への“こだわり”強調「粘り強く戦いたい」

タジキスタン代表のウスマン・トシェフ監督【写真:Football ZONE web】
タジキスタン代表のウスマン・トシェフ監督【写真:Football ZONE web】

15日のW杯アジア2次予選に向け、「サポーターが驚くような試合」を誓う

 森保一監督率いる日本代表は15日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選タジキスタン戦(リパブリカン・セントラル・スタジアム)に臨む。試合前日となる14日には、首都ドゥシャンベ内のホテルで両チームの公式会見が行われ、タジキスタン代表のウスマン・トシェフ監督は「サポーターたちが驚くような良い試合をしたい」と意気込みを語った。

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 アジアをリードする日本との対戦を前に、相手のモチベーションは高まっている。ここまで互いに2戦2勝の成績で、今回の一戦はグループFの行方を占う。タジキスタンを率いるトシェフ監督は会見の冒頭で「今回の相手は日本代表、世界レベルのチーム」と警戒を示したうえで、あくまで勝利を狙っていく姿勢を明確に打ち出した。

「明日の試合では、サポーターたちが驚くような良い試合をしたいと思います」

 過去2試合はキルギス、モンゴルを相手にいずれも1-0の勝利を収めてきた。8年前に日本と対戦した際は0-4、0-8と大差で敗戦を喫したが、「この8年で、タジキスタンのレベルがだいぶアップしたと思います」と自信を見せる。現地メディアが日本対モンゴルの6-0というスコアを引き合いに出し、「なぜタジキスタンは勝つのに苦労するのか?」と質問をぶつけても、「勝つために1点でもいい。6点や7点はいらないと思います」と動じなかった。

 とはいえ、トシェフ監督は日本に対するリスペクトも強調。「日本はサッカーだけでなく、文化としても人間的にもレベルが高い」と述べ、「今回の試合でしっかり経験して、粘り強く戦いたい」と“学び”を得ていくことへの意欲も明かしている。

 “チャレンジャー”として全力をぶつけてくることが予想されるタジキスタン。グループFの“首位決戦”は、一筋縄ではいかない戦いとなりそうだ。

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(片村光博 / Mitsuhiro Katamura)



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