イタリアの“ファンタジスタ”、日韓W杯「大きな失望」を告白 「リベンジを探していた」
バッジョ不在のイタリア代表、日韓W杯16強の韓国戦で不可解判定の連続により敗退
94年アメリカW杯と02年の日韓W杯の間にあった98年フランスW杯にもバッジョ氏は出場しており、準々決勝のフランス戦ではPK戦でキックを成功させた。結果的にチームは敗れたが、それはある意味でのリベンジを成功させたと見る向きもあった。しかし、本人のなかではそうなってはいなかったようだ。
日韓W杯でのイタリアは調子が上がらずにグループを2位通過すると、16強で韓国と対戦。バイロン・モレノ主審による不可解な判定の連続もあり1-2で敗退すると、後にMFアレッサンドロ・デル・ピエロ氏や、FWクリスティアン・ヴィエリ氏といった当時の出場選手たちがやりきれない思いを語った大会になった。
果たして、あのW杯のイタリアにバッジョ氏がいればどのような大会になったのか。世界一になってアメリカのリベンジをという強い思いを持っていたバッジョ氏にとっては、その舞台に立てなかったあまりにも苦しい思い出になっているようだ。
(FOOTBALL ZONE編集部)
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