米シボレーと延長交渉中のマンU 606億円の契約額を上回る新スポンサーを探索中?
低迷するユナイテッドが予算を下方修正 2022年以降の“胸スポンサー”契約交渉も難航
プレミアリーグで現在12位に低迷するマンチェスター・ユナイテッドは、米国の自動車ブランドである「シボレー」とのスポンサー契約を延長しようと交渉しているようだ。英経済紙「フィナンシャル・タイムズ」によれば、ユナイテッドはシボレーと契約延長交渉を行いつつ、新しいスポンサー候補を探していると伝えている。
ユナイテッドは2014-15シーズンから米国自動車ブランド「シボレー」と契約し、ユニフォームの胸部に同社のブランドロゴを掲出している。両者の契約は2021-22シーズン終了までとなっており、その金額は7年間で5億5900万ドル(約606億円)に上るという。クラブは2021-22シーズン以降もスポンサー契約を継続しようと、「シボレー」の親会社であるゼネラル・モーターズ社と交渉を行っていると報じている。
その一方で、ユナイテッドは現状の契約内容を上回れる新たなスポンサーがいないか探していると、同紙は報じている。このことについてエド・ウッドワード副会長は、「ビジネスにおいては通常のこと」とコメントしている。
全世界で1億人以上のフォロワーがいると言われるユナイテッドだが、成績不振により今季はUEFAチャンピオンズリーグ(CL)へ出場することができなかった。20億ユーロ(約2400億円)を出場クラブで分けられると言われるCLに参戦できなかったユナイテッドは、財政面においても大きな打撃を受けているという。しかも、現在もクラブは低迷。プレミアリーグで12位に沈み、来季のCL出場権すら危うい状況となっている。
先月に来年の予算を下方修正したユナイテッドは、シボレーとの高額による契約延長を懸念しているという。さらに、2014-15シーズン当時に契約交渉を行ったシボレーの担当者が、すでに退職していることもユナイテッドにとって懸念材料となっているようだ。
ユナイテッドの広報は、「シボレーは素晴らしいパートナーで、スポンサーシップ契約を最大限に生かすため、我々は彼らと共に活動を続けます」と発表している。
財政面においても右肩下がりとなりそうなユナイテッドだが、成績も収益も上方修正を狙って水面下での動きを見せているようだ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)