“レアルの守備職人”MFカゼミーロが貫く信念 「2分でも90分でも気にしない」
自身のアグレッシブなスタイルについて独特の表現で語ったカゼミーロ
レアル・マドリードのブラジル代表MFカゼミーロはその卓越したボール奪取能力で、銀河系軍団のディフェンスを支える“守備職人だ。ジネディーヌ・ジダン監督率いるチームに欠かせないボランチが自身のプレーを独特の表現で語った。スペイン紙「マルカ」が報じた。
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カゼミーロは2013年にレアル・マドリードへ移籍。ポルトへ期限付き移籍して経験を積み、14年から再びレアルでプレーしている。攻撃的なタレントが多いレアルにおいては、守備面でチームにバランスをもたらす貴重な存在だ。高いボール奪取能力は世界屈指といっても過言ではないだろう。
そんなカゼミーロは自身のプレーについて、スペインテレビ「Movistar+」のインタビューで語っている。
「試合開始2分だろうと、90分だろうと気にしない。僕は常に、食事を取りに行くのと同じようにボールを奪いにいく。常にこれが最後だと思ってボールを奪いにいくんだ」
カゼミーロは自身のアグレッシブなスタイルについて、独特の表現で語った。ボールを奪いにいく場面でカゼミーロは、まるで獲物を逃さない猛獣のようなプレーでチームに貢献している。
また、カゼミーロはジダン監督就任当時のことについても振り返っている。初めはジダン監督の下で出番を得ることができなかったが、徐々に信頼を掴んでいくことになるが、指揮官との間にあった当時のやり取りについて、次のように語っている。
「ジダンが来た時のことはよく覚えている。僕は最初の5試合でプレーできず、『何が起きてるんだ』と言っていたよ。そして、僕は彼のオフィスに行き、『もう1月だ。僕も主役の座がほしい。プレーしたい』と言った。それに対して彼が言ったこともよく覚えている。彼は僕に『カゼ、落ち着くんだ。君がプレーするようになれば、休み暇なんてなくなるぞ』と言ったんだ」
ジダン監督の言葉通り、レギュラーとしてフル稼働するカゼミーロ。“白い巨人”を支えるいぶし銀なボランチの活躍に今後も注目だ。
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(FOOTBALL ZONE編集部)