百戦錬磨のGK川島永嗣、2次予選での「チームの一番の目標」とは? 「誰が出ても…」
「誰が出ても高いレベルのパフォーマンスをどれだけ出せるか」を重視
森保一監督率いる日本代表は12日、アウェーで臨むカタール・ワールドカップ(W杯)2次予選タジキスタン戦に向けて現地で練習を行った。過去3回の予選を知るGK川島永嗣は2次予選での「チームの一番の目標」に言及している。
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日本代表は10日にホームでモンゴル代表と対戦。エースFW大迫勇也(ブレーメン)が負傷で不在となったなか、怒涛のゴールラッシュを見せる。前半22分のMF南野拓実(ザルツブルク)のゴールを皮切りに、DF吉田麻也(サウサンプトン)、DF長友佑都(ガラタサライ)、FW永井謙佑(FC東京)、MF遠藤航(シュツットガルト)、FW鎌田大地(フランクフルト)が加点して6-0の大勝を収めた。
ここまで無失点での2戦2勝と、2次予選で順調な戦いぶりを続けているなか、2010、14、18と過去3大会の予選を知る川島は、「14年や10年に比べれば、自分たちのなかでも入りやすさはあるかもしれないですけど、予選の難しさというのは確実にあると思います」と気を引き締める。そして、2次予選で結果とともに目指すべきものにも言及した。
「チームの一番の目標としては、誰が出ても高いレベルのパフォーマンスをどれだけ出せるかがポイント。高いパフォーマンスというのが自分たちにとって何を意味するのかが一番、大切だと思います」
一例として、モンゴル戦では6得点の大勝を収め、結果という観点では最高に近い。ただ、今後の最終予選、W杯出場、そして本大会での結果を見据えていくのならば、「自分たちが要所要所のプレーでどれだけ求めているプレーだとか、攻撃に関して言えばどれだけいろいろなパターンを作り上げていけるのか」が重要だと、川島は強調した。
W杯3大会を経験し、10年と18年にはベスト16進出に貢献している百戦錬磨の川島の言葉には、確かな重みがある。15日に迫るタジキスタン戦も、結果とともにチームと個人がさらなる積み上げを実現する一戦としたいところだ。
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(片村光博 / Mitsuhiro Katamura)