史上最高ドリブラーに匹敵!? セネガルFWマネ、ブラジル翻弄の2人抜きドリブルが話題
アウベスをスピードで置き去りにし、マルキーニョスを股抜き「ガリンシャではなく…」
セネガル代表FWサディオ・マネ(リバプール)は、現地時間10日に行われた国際親善試合ブラジル戦(1-1)で鮮やかな2人抜きから同点PKを誘発した。海外メディアはブラジルの名ドリブラーを引き合いに出し、「ガリンシャではなくマネ!」と報じている。
セネガルは前半9分に左サイドを崩され、ブラジルのFWロベルト・フィルミーノ(リバプール)に先制点を許してしまう。ビハインドを背負う展開のなか、スコアを動かしたのがエースのマネだった。
前半アディショナルタイム、自陣左サイドのタッチライン際でボールを受けた背番号10は、対峙したブラジルのDFダニエウ・アウベス(サンパウロ)を縦への急加速で置き去りにすると、右足アウトサイドで方向転換してカバーに入ったDFマルキーニョス(パリ・サンジェルマン)を股抜き。そのままペナルティーエリア内に侵入し、背後からマルキーニョスに倒されてPKを獲得した。
これをFWファマラ・ディエディウ(ブリストル・シティ)が決めて同点に追いついたが、ペルーのテレビ局「RPP」は「素晴らしい! サディオ・マネはダニ・アウベスとマルキーニョスのマークを巧みにかわしてPKを誘発」とレポート。「アタッカーのマネは、ブラジルとの親善試合で最も危険な選手の1人だった。マネはスピードでダニ・アウベスとマルキーニョスのマークを巧みにかわした。彼らはファウルでしか、セネガルのアタッカーをコントロールできなかった」と卓越した個人技を称えた。
また、ブラジルのテレビ局「SporTV」公式ツイッターは、史上最高のドリブラーとも言われた元ブラジル代表FWガリンシャを引き合いに出し、「ガリンシャではなくマネだ! 背番号10は中央へ向かい、そこでペナルティー(キック)をもらった」と動画付きで紹介。ブラジルメディア「Torcedores」も「マネはダニエウ・アウベスを置き去りにし、マルキーニョスに美しい股抜きを決める」と伝えた。
今季は所属するリバプールでもリーグ戦8試合で5得点と好調をキープしているマネ。18日に行われるアフリカネーションズ・チャンピオンシップの2次ラウンド、ギニアとの第2戦でもチームの攻撃を牽引する活躍を見せてくれそうだ。