親善試合セネガル戦で強力CBクリバリをワンタッチで無力化するテクニックを披露

　ブラジル代表は現地時間10日、国際親善試合でセネガルと対戦して1-1で引き分けた。エースのFWネイマール（パリ・サンジェルマン）やFWガブリエル・ジェズス（マンチェスター・シティ）ら主力がスタメン出場したなか、FWロベルト・フィルミーノ（リバプール）の1点にとどまったが、キャプテンマークを巻いたDFダニエウ・アウベス（サンパウロ）が華麗な股抜きで世界屈指のセンターバックを手玉に取ったシーンを、海外メディアも「美しいスキル」と称えている。

　ブラジルは前半9分、右サイドからカットインしたジェズスのスルーパスに反応したフィルミーノが狙いすましたループシュートで相手GKの頭上を抜き、幸先良く先制点を奪った。

　前半終了間際にPKで同点とされ、後半はスコアが動かなかったなか、一つの見せ場を作ったのが36歳の大ベテランであるアウベスだ。1-0で迎えた前半18分、ショートカウンターから敵陣のセンターライン付近でボールを受けると、セネガルのDFカリドゥ・クリバリ（ナポリ）がすかさずプレス。するとアウベスは目線でフェイントを入れつつ、相手が左足を出してきた瞬間、右足で切り返して股を抜き最前線に縦パスを試みた。

　英メディア「caughtoffside」は、「ダニ・アウベスがセネガル戦でナポリのスター、カリドゥ・クリバリに流麗な股抜き」と見出しを打ち、「簡単に股抜きするために美しいスキルを披露した。セネガル人は世界で最も優れたセンターバックの1人と見られている」とレポート。また、ベトナムのスポーツサイト「Thethao247」も「アウベスはクリバリを辱めた」と伝えた。

　クリバリはマンチェスター・ユナイテッドなど複数のビッグクラブが獲得に関心を示す“セリエA最強DF”だけに、アウベスの股抜きの価値も一層上がっているようだ。