スイス代表キャプテンを巡り選手が不満露わ 伝説的名手が「幼稚な振舞い」と苦言
元デンマーク代表GKシュマイケル氏、スイス代表MFシャキリとジャカについて言及
元デンマーク代表GKピーター・シュマイケル氏は、代表チームのキャプテンに選出されなかったことに不満を漏らしたとされるスイス代表MFジェルダン・シャキリに対して、「幼稚な振舞い」と批判している。英地元紙「リバプール・エコー」が伝えた。
シャキリは、自身の所属するリバプールでトップチームのポジション争奪に向けたトレーニングを理由に10月の2020年欧州選手権予選に出場しなかった。しかし同選手は先月、ブラディミール・ゲレーロ代表監督がアーセナルMFグラニト・ジャカをキャプテンに任命したことに対して不満を漏らしているようだ。そうした報道を受けて、ジャカはユーロ予選のアイルランド戦(1-1)後にこう話していた。
「もし本当にキャプテンのアームバンドが問題ならば、私たちは座って話し合うべきだろう。十分に大人なのだから。彼が本当にそのこと(キャプテン)について問題に思っているなら、彼がアームバンドを付ければいい。まったく問題ないし、私は持たなくても構わない。アームバンドを持っていても、持っていなくても、私はチームに全力を尽くしたいと思っている」
現役時代にマンチェスター・ユナイテッドで一時代を築いた伝説的な名手シュマイケル氏は、スイス紙「ブリック」のインタビューで「グラニト・ジャカのコメントが気に入った」と述べ、称賛の言葉を贈っている。
「シャキリのなかで、キャプテンについての疑問があったと読んだ。これは否定されているが、それでもジャカの『シャキリがキャプテンのアームバンドを欲しいのならば、彼が持つべきだ』という発言は立派だと思う。ジャカはアームバンドがなくとも、彼がリーダーになりたいという気持ちを表したし、シャキリにプレッシャーを与えた。素晴らしい」
そして、シャキリについてはジャカとは全く正反対で「幼稚な振舞いをした」と苦言を呈している。アーセナルでもウナイ・エメリ監督から新キャプテンに抜擢されているジャカのキャプテンシーが改めてクローズアップされている。
(FOOTBALL ZONE編集部)