代表初弾の鎌田大地、恩師の一言に“発奮” 「5点取らなきゃダメ」
東山高校時代の恩師からのメッセージ…「2点取らないとインパクト残せない」
日本代表FW鎌田大地(フランクフルト)が代表初ゴールを挙げた。日本代表は10日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選モンゴル戦(埼玉)で6-0と快勝。後半16分から途中出場した鎌田は5-0の同37分、MF遠藤航(シュツットガルト)のミドルシュートをGKがはじき、そのこぼれ球を頭で押し込んだ。国際Aマッチ3試合目で待望の一発を決めた鎌田に東山高校時代の恩師・福重良一監督は愛を込めてハッパをかけた。
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ようやく決まった一発だった。鎌田は後半16分、先制点を挙げたMF南野拓実(ザルツブルク)に代わってピッチに立った。5-0で迎えた後半37分、遠藤のミドルシュートを相手GKが弾き、こぼれ球に反応。頭で押し込み、代表初ゴールをマークした。何度もシュートを打ち、狙った得点。「今日もすごく外していた」と諦めることなく打ち続けたからこその1点だった。
エースFW大迫勇也(ブレーメン)が負傷で離脱するなか、途中出場でFW永井謙佑(FC東京)と2トップを組んだ。所属クラブでは中盤でプレーするが、ストライカーとして起用され「ゴール前をやろうと思っていたので、自陣ではオフサイドラインを見ながら決定機に絡もう」と臨んだ。
鎌田は29分間の出場時間でチーム最多タイのシュート4本を放ち、好機を演出。だが、東山高校時代の恩師である福重監督からは「2点取らないとインパクトを残せない」と愛ある“ダメ出し”を受けた。それを聞いた鎌田は落ち込みも悲しむ表情も見せずに、すぐさま「5点取らなきゃダメ」ときっぱり言い放った。自分自身も感じていた悔しい気持ち。プロへの道を切り開いてくれた恩師にもその姿を見せたかった。
それでも、これで終わりではない。実際、大迫不在のなかゴールという結果を残した。その悔しい気持ちは次の敵地タジキスタン戦(15日)へ。そして、これからも続く日本代表生活で晴らしていくはずだ。