3アシストの伊東純也、好パフォーマンス継続に意欲 「ゴールに絡むのはもちろん…」

日本代表MF伊東純也【写真:Football ZONE web】
日本代表MF伊東純也【写真:Football ZONE web】

得意の攻撃だけでなく、「守備や走ること」に注力する重要性を説く

 日本代表は12日、アウェーで臨むカタール・ワールドカップ(W杯)2次予選タジキスタン戦に向けて現地で初練習を行った。MF伊東純也(ヘンク)は「守備や走ることもしっかりやったうえで、自分の特長も出せればいい」と語り、様々な面からチームに貢献することを誓っている。

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 伊東は10日のモンゴル戦で先発出場すると、前半22分に右サイドを突破し、クロスからMF南野拓実(ザルツブルク)の先制点をお膳立て。2-0として迎えた同33分にはグラウンダーのクロスでDF長友佑都(ガラタサライ)の追加点を演出した。さらに同40分には再び右サイドからのクロスでFW永井謙佑(FC東京)のゴールにつなげている。3アシストの活躍で、6-0の大勝に大きく貢献した。

 15日のタジキスタン戦でも活躍に期待が懸かるなか、長距離の移動を経て現地での初練習に臨んだ伊東。ベルギーから日本に戻り、1試合を終えてタジキスタンに向かう“過密日程”となっているが、所属クラブのヘンクでは今季、UEFAチャンピオンズリーグ(CL)に出場しており、「最近は週2試合を毎回やっているので、体は慣れてきているかなと思います」とどこ吹く風だ。

 モンゴル戦では文句の付けようのないプレーで結果を残した伊東だが、継続して高い水準のプレーを見せていくことにも余念がない。世界最高峰のCLを経験して糧とする男は、「勝つことはもちろんですけど…」としたうえで、この2次予選で目指すべきところを語っている。

「良いコンディションというか、良いパフォーマンスを常に出すことが大事だと思っています。ゴールに絡むのはもちろん、それ以外の部分、守備や走ることもしっかりやったうえで、自分の特長も出せればいい」

 ただ結果を残すだけでよしとせず、総合的なパフォーマンスの重要性を強調した。モンゴル戦の結果について問われても「もう試合は終わったので、次に切り替えて。また今の100%を出せるように頑張りたい」と、浮かれる様子は一切ない。地に足をつけ、着実に前進している伊東。タジキスタン戦でも自身が定義する“良いパフォーマンス”を体現し、チームを勝利に導きたいところだ。

(片村光博 / Mitsuhiro Katamura)



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