“顔面ゴール”は幻も… 酒井宏樹、後輩の“メモリアル弾”喜ぶ「航は初ゴールですよね?」
モンゴル戦で2ゴールに関与 後半11分には顔面直撃のボールがネットを揺らすが…
日本代表は10日に埼玉スタジアムで行われたカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選のモンゴル戦に、6-0と快勝した。右サイドバックで先発出場したDF酒井宏樹(マルセイユ)は、高い位置で攻撃に絡み、先制点と2点目に関与している。
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「マンツーマンを予想していた」と酒井は振り返ったが、モンゴルはゾーンディフェンスを採用し4-2-3-1のシステムで試合に入った。立ち上がりから積極的に仕掛けた酒井は「(自分の前が)結構、空いていたので、攻めに行かないとなという感じで前に上がっていきました」と振り返る。
前半22分の先制点の場面では、MF伊東純也(ヘンク)との連係で相手の守備を崩し、同29分のDF吉田麻也(サウサンプトン)のゴールの場面では、ワンタッチのクロスでアシストを記録した。「崩せたし、結果も出たので良かったと思います。勝ったのがすべてです」と、W杯アジア2次予選のホーム初戦を白星で飾れたことを喜んだ。
公式記録にも2ゴールに関与したことが残っている酒井だが、後半11分には自身のゴールと記録されてもおかしくない場面があった。MF遠藤航(シュツットガルト)がヘディングシュートしたボールは、右横にいた酒井の顔面に当たって決まっている。スタジアムの大型ビジョンにも顔を抑えながら苦笑する酒井の表情が映し出されたが、結局この一撃は遠藤のゴールになった。
自身の代表2点目が幻となった形だが、酒井は気にしていない様子だった。「(遠藤)航は初ゴールですよね?」と取材陣に確認すると、「良かったと思います」と日本代表の“後輩”が記録した記念すべき一撃に白い歯を見せた。
このゴールの直後、自ら交代を申し出てベンチに下がった酒井だが、「軽く捻挫しました。酷くならないうちに自分から合図を出しました。次も大丈夫です」と、軽傷であることを強調。攻撃面でも存在感を放った酒井の無事は、後半アディショナルタイムにDF冨安健洋(ボローニャ)が負傷退場した森保ジャパンにとっては朗報だろう。
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(河合 拓 / Taku Kawai)