長友佑都、「遠かった」3654日ぶりのゴール 日本代表歴代2位の“長期間ブランク得点”

代表10年ぶりのゴールを決めたDF長友佑都【写真:高橋学】
代表10年ぶりのゴールを決めたDF長友佑都【写真:高橋学】

モンゴル戦で2009年10月の香港戦以来のゴール 奥寺氏の4043日に次ぐ歴代2位の長期間記録に

 日本代表DF長友佑都は、10日のカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選モンゴル戦で前半に1得点を決めた。チームが6-0の大勝を飾ったなか、自身の代表チームでのゴールは約10年ぶりとなり「遠かったですね、いつも狙っていたんですけど」と笑顔を見せた。

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 長友が「中はかなり人数で閉められていたので、サイドから攻撃しようとみんなで話し合っていた」と話したように、前半の立ち上がりから日本は両サイドからのクロスを大量に供給する試合展開になった。そのなかでFW南野拓実の先制点を皮切りに、コーナーキックからDF吉田麻也もゴール。そして迎えたのが前半33分のシーンだった。

 右サイド深くまでMF伊東純也が南野とのワンツーで突破すると、GKの前を通過するグラウンダーのクロス。ここに逆サイドから走り込んできた長友がフリーで難なく押し込んだ。これが日本代表120試合目の出場となった長友は、2009年10月8日の香港戦以来の10年2日、じつに3654日ぶりとなる代表4ゴール目になった。

 日本代表におけるゴールとゴールの間の最長期間は、奥寺康彦氏の4043日(76~87年)がトップで、長友は2番目に長い期間を空けてのゴールになった。

 試合後に長友はゴールについて「遠かったですね、いつも狙っていたんですけど。10年ぶりに取れて嬉しいです」と笑顔でコメント。試合についても「自分たちは経験もあるので、しっかり落ち着いて入れたと思うし、4-0の前半で勝負を決められた。まずゼロで抑えたこと、6点を取れたことが良かったと思う」と、納得感のある言葉を残した。

 ベテランの域に達している長友は、自身4回目のW杯を目指して予選を戦っているが、「誰が出てもしっかりパフォーマンスを発揮できないとワールドカップでは勝っていけない。選手層という意味でも、今日アピールできた選手がいたと思う」と、チーム全体も見渡している。

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