C・ロナウド、驚異の“3連続フェイント”が反響拡大 「すべての魔法を繰り出した」
切り返し→ラボーナフェイント→ノールックヒールの連続コンボでダンブロージオを翻弄
ユベントスのポルトガル代表FWクリスティアーノ・ロナウドは、現地時間6日に行われたインテルとの“イタリア・ダービー”にフル出場し、2-1の勝利に貢献した。前半途中には目にもとまらぬ連続フェイントで会場を沸かしたが、「すべての魔法を繰り出した」「拍手を送るための合図を送った」とその反響は拡大している。
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ユベントスは前半4分、ボスニア・ヘルツェゴビナ代表MFミラレム・ピャニッチの縦パスに抜け出したアルゼンチン代表FWパウロ・ディバラが、相手マークに付かれながらも左足を振り抜いてアウェーで先制点を奪った。
さらに前半9分、最終ラインからのロングボールに抜け出したロナウドが左サイドからカットイン。インテルのウルグアイ代表DFディエゴ・ゴディンをあっさりかわすと、シュートコースを塞いで体を張ったオランダ代表DFステファン・デ・フライもフェイントで置き去りにして右足を振り抜く。背後からのイタリア代表MFステファノ・センシのタックルも追いつかないスピードで放たれた強烈なシュートは、惜しくもクロスバーを叩いた。
ロナウドは同点に追いつかれて迎えた前半41分にディバラとの連係でネットを揺らすも、ディバラがオフサイドだったとしてノーゴール判定。後半35分に途中出場のアルゼンチン代表FWゴンサロ・イグアインが決勝点をマークしてユベントスが勝利したが、無得点に終わったなかでも34歳のアタッカーは華麗なテクニックで沸かせた。
前半32分、ペナルティーエリア内でボールを受けたロナウドは、インテルのイタリア代表DFダニーロ・ダンブロージオと対峙。右足アウトサイドで中央に持ち出したところに相手DFディエゴ・ゴディンがカバーに入った瞬間、右足インサイドで切り返して方向転換する。ドリブルから軸足裏を通してキックする“ラボーナ”を繰り出すと見せかけて、そのまま足もとにキープすると、再び中央に持ち出してジャンプしながらのノールックヒールでピャニッチにパスをつないだ。
中南米をカバーするサッカーメディア「BOLAVIP」は、「フェイント、ラボーナ未遂、空中ヒール…クリスティアーノ・ロナウドはインテルにすべての魔法を繰り出した」と見出しを打ち、「ポルトガルのスターはユベントスの攻撃で才能のすべてを発揮した。ラボーナで魅了し、ヒールで拍手を送るための合図を送った」と称賛。また、ペルーのテレビ局「RPP」も「純粋な高品質! クリスティアーノ・ロナウドはインテルとのダービーで贅沢なプレーを完成させた」と伝えている。
ゴールにこそ直結しなかったが、ロナウドのテクニックと“魅せる精神”は海外ファンやメディアの目を引くには十分だったようだ。