チェルシー新鋭FW、“最強DF”ファン・ダイクに脱帽 「彼はビースト」「かなりイラつく」
絶好調の22歳エイブラハム、リバプール戦で受けた衝撃を告白
チェルシーの若きアタッカーであるFWタミー・エイブラハムが、リバプールのオランダ代表DFフィルジル・ファン・ダイクについて、ここまでのキャリアで対戦したなかで最も強い相手だと語っている。英地元紙「リバプール・エコー」が報じた。
22歳のストライカーは今季急成長を遂げており、クラブだけでなく国際舞台での活躍にも期待が懸かる。先日にはギャレス・サウスゲイト監督が率いるイングランド代表の欧州選手権(EURO)予選メンバーに招集され、チェコ戦(11日)、またはブルガリア戦(14日)での公式戦デビューに注目が集まっている。
エイブラハムは今季プレミアリーグで8試合に出場し、8ゴールを記録。そんな絶好調の若きストライカーだが、先月の第6節リバプール戦(1-2)で現代最強DFの1人とされるファン・ダイクと対戦した際には、フラストレーションを感じたようだ。
チェルシーはこの試合で、前半にブラジル代表FWロベルト・フィルミーノのゴールなどで2失点。後半26分にフランス代表MFエンゴロ・カンテが、個人技からスーパーゴールを叩き込み1点を返したが、追いつけずに今季2敗目を喫している。
エイブラハムはファン・ダイクについて、「彼はビースト。とにかく上手いし、経験を積んでいる。僕も努力したんだが……頭のなかでは自分の技をイメージしているんだが、彼の試合の把握力はトップクラス」と脱帽したことを告白。「本当にちょっとの動きなんだ。ボールに集中しすぎて、エリア内での僕の動きに気がつかないDFもいるよ。しかし彼の場合は、おそらく両方。僕にもボールにも注意を払っている。僕がどこにいるのかを分かっているし、どこに動こうとしているのかも分かっていて、追いかけてくるんだ」と続け、「ストライカーとしては、かなりイラつくね。僕のことは放っといてくれって思うよ」と、DFとしての能力を終始絶賛していた。
(FOOTBALL ZONE編集部)