日本代表、モンゴルに6発大勝でW杯予選2連勝 長友“10年ぶり弾”、遠藤&鎌田が代表初ゴール
南野の先制点を皮切りに前半だけで4ゴール、森保体制で最多6得点を叩き込む
日本代表は10日にカタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選の第2戦、ホームでのモンゴル戦に臨み、前半のうちに大量4得点で突き放して6-0の勝利を収めた。1試合6ゴールは、森保一監督体制となって最多となった。
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負傷で1トップのFW大迫勇也を欠いた試合に、森保一監督はFW永井謙佑を起用。右サイドにはMF伊東純也、ボランチにはMF遠藤航がスタメンに名を連ねた。
日本は立ち上がりから右サイド起用の伊東を積極的に使い、左サイドも含めクロスの雨を降らせるような攻撃を仕掛けた。そして、それが実ったのは前半22分だった。再三にわたって攻め込んでいた右サイドから伊東が上げたクロスにFW南野拓実がゴール正面で相手マークを外し、ヘディングシュートをゴール左に決めて先制。嫌なムードに入り込みつつあったチームにとって、大きな先制点になった。
さらに日本は同29分、左コーナーキックからMF遠藤航がヘディングシュートを狙うと、GKが弾いたボールをDF酒井宏樹が右足で押し込みにいった。このシュートは当たりが悪くゴール前にボールが浮いたが、それをDF吉田麻也が頭で押し込んでゴール。先制点から時間を置かずに追加点を奪い、試合の優位性をハッキリとさせた。
畳みかける日本は同33分、右サイド深くまで伊東が南野とのワンツーで突破すると、GKの前を通過するグラウンダーのクロス。ここに逆サイドから走り込んできたDF長友佑都がフリーで難なく押し込んだ。これが日本代表120試合目の出場になった長友の、2009年10月8日以来の約10年ぶりとなる代表4ゴール目が生まれ、3-0とリードを広げた。
さらに同40分には、右サイドから伊東が上げたクロスに永井がヘディングで合わせてさらに追加点。モンゴルに自陣まで攻め込むことをほとんど許さなかった日本は、このまま4点リードを維持してハーフタイムを迎えた。
後半になっても攻撃の手を緩めない日本は同12分、中島の左コーナーキックを遠藤が頭で合わせて、A代表初ゴールで追加点。直後に森保監督は酒井に代えてDF安西幸輝を投入して、そのまま右サイドバックに配置した。さらに同16分には南野に代えてFW鎌田大地をピッチに送り込んだ。最後の交代枠は同25分、永井に代えてMF原口元気が入り、鎌田が1トップ、中島がトップ下にシフトした。
日本は残り時間もモンゴルにまともな攻撃を許さず、同36分には遠藤が放った強烈なミドルシュートを相手GKが弾いたところを鎌田が押し込み6点目。W杯アジア2次予選のホーム初戦を6得点の大勝で飾り、15日の敵地タジキスタン戦へ向けて移動する。
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