鎌田大地、ドイツで“才能開花”の理由 「得点も取れてなくてアシストもしてないけど…」
今夏フランクフルトに復帰し、公式戦16試合に出場
日本代表FW鎌田大地(フランクフルト)が9日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選モンゴル戦(10日/埼玉)に向けて公式練習に臨んだ。冒頭15分を公開した練習で約1時間半汗を流した。日本代表として初めての公式戦に臨む鎌田だが、負傷で不在のFW大迫勇也(ブレーメン)の穴を埋めるべく1トップとして戦う覚悟を見せた。
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3月以来、7カ月ぶりに日本代表へ復帰した鎌田が、ストライカーとしてゴールを狙いに行く。練習の公開部分では、2列目のMF伊東純也(ヘンク)やMF中島翔哉(ポルト)らとリラックスした表情でパス回しを行った。エース大迫が負傷で不在となり、鎌田には慣れない1トップでの得点が求められる。本人もその準備は十分だ。
「まずはチームとしてやらないといけないことをやらないとダメだと思うし、監督に求められることをできるだけ多くすることができるようにトライして、上手くボールキープしながら時間を作れればいいかなと思います。あんまりまだ(森保監督と)喋ってないので、基本的にはできるだけ前で我慢してあまり後ろに下がりすぎず、前にいてほしいという感じだと思います」
前日8日に合流したばかりで、戦術を合わせる時間はこの日1日しかなかった。所属クラブでは主に中盤を任されており、今回代表で要求されていることとはまた違ったポジションをこなしている。前回の代表でも1トップを任されたとはいえ、いつもとは違う位置でのプレーを整理しなければいけない。
「(クラブとは)全然やっていることも違うし、一番前と真ん中では見える世界も違う。今回は練習もなかったし、試合のなかで手探りでやっていかないとダメかなと思います。上手くボールを引き出して、2列目にはいい選手も多いので、上手く2列目の選手が生きるようにやっていけたらいいかな」
今夏、期限付き移籍先のベルギー1部シント=トロイデンから17年に加入したフランクフルトに復帰。クラブではアディ・ヒュッター監督の信頼を得て、公式戦16試合に出場している。移籍1年目では出場機会を得ることができなかったドイツの舞台で、主力として戦い続け“価値”を証明している。