森保監督、モンゴル戦では“テスト”実施も? 「システムや選手が変わることで…」
モンゴル戦に向けて前日の公式記者会見に出席
日本代表の森保一監督が9日、カタール・ワールドカップ(W杯)アジア2次予選モンゴル戦(10日/埼玉)に向けて、試合会場で公式会見に臨んだ。日本のFIFAランク31位に対して、同183位の相手とは初対戦。前回大会のW杯予選ホーム初戦はシンガポールに0-0と引き分け、苦戦を強いられた過去もあるなか、負傷によりメンバー外の絶対的エースFW大迫勇也(ブレーメン)を欠いて負けられない戦いに臨む。
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会見場に現れた森保監督は引き締まった表情でモンゴルの印象について語った。情報量の少ない相手。9月に戦ったミャンマー戦(2-0)のように守備を固めてくる相手に対して、カウンターを警戒し、臨機応変に打開策を探っていく。
「フィジカルの強さかなと思います。このアジア予選の戦いは(9月に)ミャンマー戦を終えましたけど、相手の戦い方としてやってくる想定は(ミャンマーと)同じ形が想定される。でも、モンゴルのほうがよりフィジカル的に、タフに、激しく厳しく戦ってくる印象」
森保ジャパンで最多タイの7点を挙げている絶対的な存在である大迫が、負傷により不在となった今シリーズ。代役のFWにはスピードが武器の永井謙佑(FC東京)、浅野拓磨(パルチザン)と、所属クラブでも好調を維持し、技術の高い鎌田大地(フランクフルト)を招集した。新しい化学反応に加え、システムやメンバーにも変更を持たせる可能性にも言及した。
「これまで戦ってきたベースというところはありますが、いろんなシステムや選手が変わることで、例えばシステムが同じでも連係連動の形が違ったり、立ち位置が違ったり……というのは、選手が変われば起こり得ることだと思う。ベースの部分をまずは確認しながら、試せるところは試していければなと思っています」
ここまで1年をかけて基盤を作り上げてきた森保ジャパン。モンゴル戦ではまた違った顔が見られるかもしれない。
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(FOOTBALL ZONE編集部・小杉 舞 / Mai Kosugi)